
学生時代から機械に触ることが好きだったのでこれを仕事にしたいと思い、<きんでん>に入社しました。現在は、建物のなかのトイレ・キッチンの水回りの配管、エアコン・換気扇の空調機器の配管を施工する部署に所属。職長を務め、施工を行う班の方向性を決定する役割を担っています。今でこそ、班をまとめる立場ですが、入社から間もない頃は、任せられた仕事は自分のチカラで終えなければはいけないと思うがあまり、失敗をすることもありました。
その中で、もっとも印象に残っているのが、とある現場で水回りの配管を担当したときのことです。一人で図面を見ながらしっかりと施工ができたと思った矢先、漏水を起こしてしまったのです。自分の実力不足に心底、落ち込みました。そのとき、ある先輩から「仕事は、一人じゃできないよ」と声を掛けられました。この言葉をきっかけに仕事への向き合い方が変わり、今のチームで仕事を進めていくチカラに役立っているように思います。

私たちの仕事は、図面通りに施工を行うだけではありません。お客さまや利用される方の思いを想像し、便利で快適性を高めるにはどうすれば良いかと考え抜くこと。そこには、技術や知識を高めることはもちろん、効率良く作業を進める段取りや安全への配慮など、いたるところに目を向けなければいけないと思っています。
また、どれだけ施工を行う期間が短い場合でも、会社がこれまでに築いてきた信用や品質を確保する努力も必要です。そうした積み重ねの中で、私たちが思い描いてきた通りに仕上がったときは、大きなやり甲斐を感じます。決して、楽しいことばかりではない現場だからこそ、それだけ喜びも大きいのかもしれません。

当社には、私のような空調工事をはじめ、情報通信や照明など、さまざまな専門性の高い職種の方がいらっしゃいます。そういう方々と接するなかで、思いもよらない発見が仕事に活かされるだけではなく、良きライバルや仲間でもあるので切磋琢磨しやすい環境と言えます。私自身、まわりのがんばりを感じられる分、モチベーションを高めやすく、技能向上にもつながっていったという実感もあります。この環境があるからこそ、どこまでも目標を持つことができ、どんどん自分を成長させられる。それが、当社の強みだと思います。
専門知識や技能を磨き建物の快適性を高める、<きんでん>の空調・衛生設備工事の仕事