
入社後に配属されたのが、エンジニアリング部。ここで、石油や医薬品、半導体などのプラント施工管理を任されることになりました。ほかの現場に比べ、プラントは現場の状況に合わせてどのように施工をしていくのかを決め、後追いで図面に反映されていくケースが多いのが特徴です。
このような現場で求められるのが臨機応変な幅広い対応力です。とはいえ、最初の現場では知識量が乏しくそんな対応力を見せられるわけもありません。目の前の仕事をこなすだけで精一杯の状態で、ベテランの施工技術者に手厳しく叱られることもありました。そういった状況の中、「この状況でどうすれば自分の価値を見いだせるのか」を考え抜き、図面を書く際は読み手の側に立つことを心がけました。
そして、私が担当した図面を見た先輩から「わかりやすい図面だね」と褒められたことをきっかけに、自分に求められる役割が明確となり、この仕事の魅力に気付いたのです。
私が手掛けるプラントの仕事は、商業施設やビルのように人の目に触れやすいものではありません。しかし、社会を築く重要な部分をしっかりと支えるために必要不可欠な仕事だと自覚しています。これは、技術者としてもっとも大きな喜びではないでしょうか。
<きんでん>には、そんな志の高い技術者が数多くいらっしゃいます。そんな方々を手本として、技術者としての道を極めたいという人には最適な環境が揃っています。自分の技術で人や社会を作っていきたいという方々といっしょに働きたいと思っています。