
<きんでん>に入社を希望したのは海外で働くことができるからです。入社後すぐは、現場の仕事を学ぶため、一般工場の現場で約1年半の研修。その後、念願が叶いODA(政府開発援助)によるフィリピンの病院建設案件で海外赴任が決まりました。このころは夢が叶う嬉しさから、ずっとワクワクした気持ちだったことを覚えています。
この案件は、現地の現場代理人に指示を出しながら工事を進めるという内容でしたが、英語が通じるのは現場代理人だけ。現場のスタッフは現地語であるタガログ語しか通じないのです。この仕事はキメ細かい指示に加え、スタッフとコミュニケーションをとりながら課題や苦労を理解し共有することが大切ですので、言葉の問題には苦労しました。仕事を覚えながら、的確な指示を出せるように現地の言葉も学んでいきました。
海外勤務の魅力は、ひとりで対応しなければいけない業務が多い分、責任感を持って仕事に取り組めるので充実感は大きいと思いますよ。自分が手がけたプロジェクトによって、その国の発展につながっていく、そんな壮大な面白さもあります。また、人によって個人差はあるかもしれませんが、私は海外での生活をすごく気に入っています。慣れ親しんだ日本の生活とはまったく違う、生活習慣や街の雰囲気。現地スタッフとの交流も良い刺激になって仕事に向かっていく励みになっています。
仕事に充実感を得ながら、国内とは違う魅力に触れてみたいというバイタリティに溢れた方にとって、海外勤務はピッタリだと思います。