お知らせ 2025.04.11

大阪・関西万博での“ええ気持ち”な施設情報を可視化
EMS-AIを活用した実証実験に取り組みます

 当社は、2025年日本国際博覧会(以下「大阪・関西万博」)における未来社会ショーケース事業※1「グリーン万博」に協賛し、会期中(4月13日~10月13日)の会場施設において、当社独自の指標で評価する快適性評価値「エエきも値」の実証実験に、同協賛事業の構成員である株式会社ミックウェア(本社:神戸市中央区 社長:鳴島健二)と共に取り組みます。


【取り組み内容】

 同実験は、温湿度や音声といったさまざまなデータから割り出された快適性評価値「エエきも値」を、実験の主旨に賛同し、協力してもらえる関係者のスマートフォンの専用アプリ上に表示させ、パビリオンや施設の快適性の視える化を行うものです。

 快適性評価値「エエきも値」は、温湿度データや万博の予約状況などを収集し、これに施設内に設置したカメラ、マイクやセンサ搭載のうちわなどから得た来場者の仕草、音声、音響などに、ミックウェアのBeatmap※2から得られるバズり情報などを加え、クラウド上に蓄積したデータを基に算出された環境快適度、混雑度、バズリ度から総合的に判断して、導き出すものです。

 この評価値は、エエ(快適)からアカン(不快)までの5段階で表し、それぞれの施設での快適性情報の可視化につなげます。また、同じく協賛事業として会場施設に導入するエネルギー・マネジメント・サービス「EMS-AI」※3と連携し、空調設備の制御に活用することで、快適性と省エネの両立を図ります。


【今後の予定】

 およそ半年にわたる実証実験で得たデータ・知見を通じて、「エエきも値」を進化させ、「EMS-AI」によるエネルギーマネジメントを推進するとともに、商業施設、アミューズメント施設、オフィスなどへの導入・活用を目指します。また、幅広く企業や研究機関とコラボレーションし、SDGs(持続可能な開発目標)の達成やSociety5.0の実現に貢献したいと考えています。


※1  万博会場を未来社会のショーケースとして、先進的な技術やシステムを取り入れ、未来社会の一端を実現することを目指しています。
※2  SNSに投稿されたで“バズ”っている場所をAIが解析し、地図やキーワードから簡単に検索できるお出かけ情報アプリです。
※3  AI技術の活用により空調設備、発電設備、蓄電設備の最適制御を行い、省エネルギー、省COを実現する当社サービス。

【これまでの報道発表】

■2023年5月25日ニュースリリース

 大阪・関西万博『未来社会ショーケース事業』「グリーン万博に協賛」


■2025年3月24日ニュースリリース

 新たな事業創出に向けきんでんとミックウェアが資本業務提携

  ~データプラットフォームを通じて持続可能なより良い社会を実現~

快適性評価値「エエきも値」の概要図