お知らせ 2025.03.24

新たな事業創出に向けきんでんとミックウェアが資本業務提携
~データプラットフォームを通じて持続可能なより良い社会を実現~

 当社と株式会社ミックウェア(本社:神戸市中央区 社長:鳴島健二)は、2月26日に資本業務提携契約を締結しました。

 今回の提携を通じて、当社が持つエネルギー・インフラ分野における技術力と、ミックウェアが強みとするナビゲーションと位置情報サービスに関する最先端のソフトウェア開発技術を融合させることで、既存事業の協業を推し進めるとともに新たな事業領域の創出を目指します。


 ■提携の背景

 両社は、2020年に当社のエネルギー・マネジメント・サービス「EMS-AI」へのSigfox※1活用の共同研究で協業を開始しました。 22年に共同で特許を取得し、その技術を利用したエネルギー・環境データ伝送サービスを23年より実用化。 また本年4月から開催される大阪・関西万博で共同実証実験を予定しています。 これらの取り組みを進める中で、さらなる両社の事業成長を図るべく、今回の提携に至りました。


 ■新たに取り組む事業領域

 1.デジタルコンストラクション事業領域

  建設業界は、担い手不足、資材価格の高騰、生産性向上への要求の高まりなど、さまざまな課題を抱えています。 これらの課題を両社のインフラ構築力とICT活用により解決し、建設分野のデジタルトランスフォーメーションを推進します。


 2.次世代モビリティサービス事業領域

  移動手段の多様化、電動化、過疎地における公共交通の維持など、社会インフラとしてのモビリティは多くの変化と課題に直面しています。 両社のエネルギーマネジメント技術と位置情報関連技術を高度に連携し、環境負荷の少ない次世代モビリティの構築に向けた取り組みを実行します。


 3.スマートシティ事業領域

  社会システムや人口構成の変化への対応や、生活インフラのさらなる強靭化など、社会インフラへの要求が複雑化、多様化しています。 両社のICTとIoTを活用することで、それぞれの地域や環境に適した、人に優しく効率的なスマートシティを実現し、持続可能な社会の実現を目指します。


 これらの事業領域を通じて蓄積される膨大なデータを両社間での活用に留まらず、将来的には異業種も含めた協業体制を構築し、多種多様なデータを分析可能なデータプラットフォームへと発展・活用することで付加価値創出やお客さまの利便性向上を図り、「環境に優しい、持続可能な、より良い社会」の実現に貢献してまいります。


※1 低消費電力・低コストで長距離通信を実現するIoT向け通信方式です。