お知らせ 2023.05.25

大阪・関西万博 『未来社会ショーケース事業』「グリーン万博」に協賛

 当社は、2025年日本国際博覧会(以下、「大阪・関西万博」という)における『未来社会ショーケース事業』「グリーン万博」に協賛し、当社のエネルギー・マネジメント・サービス「EMS-AI」※1によりパビリオンなど会場施設での快適性と省エネルギーの両立を目指す実証実験に取り組みます。

 未来社会ショーケース事業は、万博会場を未来社会のショーケースに見立て、先進的な技術やシステムを取り入れ未来社会の一端を実現することを目指す事業です。



【協賛の背景】

 当社は、優れた設備とサービスを創造し、社会のインフラを支え、明るく豊かな未来の実現に貢献することを企業理念としており、今回の協賛は、大阪・関西万博が掲げる「いのち輝く未来社会のデザイン」の実現に賛同したものです。


【実証実験①:「EMS-AI」による会場施設の省エネルギー化】

 会場施設の空調、蓄電池、EV充電器などの設備を「EMS-AI」によりエネルギー利用を最適化することで省エネルギー実現に貢献します。 また、EV運行管理、入退場管理、人流管理などのシステムともデータ連携を行い、さらなる省エネルギーを目指します。


【実証実験②:快適性評価値「エエきも値」の情報提供による来場者の満足度向上】

 会場内の温湿度データの他に、来場者の行動や仕草、周囲の音などをAI解析して得られるデータやバイタルセンサー※2による来場者の状態などを基に算出する快適性評価値を「エエきも値」と定義。 この評価値を空調設備等の制御に活用するとともに、「エエきも値」の分布状況を会場地図上にマッピングして視える化し、“エエ気持ち”になれる空間情報を来場者に提供して満足度向上を図ります。


【今後の予定】

 各パビリオンの運営事業者などにご協力を仰ぎ、より多くの会場施設へ「EMS-AI」を導入して、会場全体の省エネルギー実現を目指します。 また、快適性評価値「エエきも値」を算出するために幅広く企業や研究機関とコラボレーションし、SDGs(持続可能な開発目標)の達成やSociety5.0の実現に貢献したいと考えています。


※1 「EMS-AI」は、AI技術の活用により空調設備、発電設備、蓄電設備の最適制御を行い、省エネルギー、省COを実現する当社サービス事業の名称です。

※2 「バイタルセンサー」は、呼吸数、心拍数、血圧、体温などをセンサーによって計測する装置です。