お知らせ 2021.06.10

2021年度全社技術成果発表会を開催
優れた施工事例を生中継で水平展開

 当社は優れた施工管理の事例を水平展開することを目的として、6月3日に2021年度全社技術成果発表会を開催しました。当日は昨年度に開催された支店(社)技術成果発表会で取り上げられた110件の中から厳選された11件を発表。審査の結果「重要設備機器設置階における耐震架台施工方法の改善」(東京支社 七種慎一郎)が最優秀賞に選ばれました。

 今年度も新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から昨年度に引き続きリモート開催とし、メイン会場である大阪市の当社本店11階大会議室、サブ会場である東京本社、支店(社)、営業所、海外5拠点など計46拠点をテレビ会議システム、Web会議システムで中継。計約700人が参加しました。

 冒頭、社内技術論文集「きんでんれびゅー」に掲載された全34件から技術発表賞に選ばれた4件の論文を紹介。その後、技術委員長を務める田中日出男取締役・常務執行役員が開会のあいさつに立ち、国内のコロナ禍の状況に触れつつ、同発表会について「より多くの技術系社員、協力会社の方に生中継で聞いていただくために今回より営業所も中継し、昨年度より20拠点を追加しての開催となっている」と紹介した上で、「聴講者の皆さまには、発表内容の良い事例をぜひ活用して、水平展開いただきたい」と呼び掛けました。

 発表後の審査で最優秀賞に選ばれた「重要設備機器設置階における耐震架台施工方法の改善」は東日本大震災以降、耐震計算の検討が施工時の重要なチェックポイントの1つとなっている点、また部材の長さが4mの櫓型耐震架台を階高8mの場所への取り付けに際して、他業種との調整や搬入から組み立てまでの工程、組み立て場所の調査に対して安全最優先に施工方法を念入りに検討しており、共有すべき知見という2点が評価され、今回の受賞に至りました。最優秀賞を含む審査結果は下表の通りです。

 今後も当社は同発表会などの取り組みを通じて技術・技能の向上を図り、お客さまに優れた設備とサービスを提供してまいります。


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