延線ロープ布設作業の安全性と作業効率を向上
「ケーブル配線用延線ロープ布設装置」を開発

 当社は、ケーブル配線時に使用する延線ロープを安全かつ効率的に布設する「ケーブル配線用延線ロープ布設装置」を開発しました。この装置を用いることで従来の延線ロープ布設方法に比べて、高所作業回数が10分の1に、また作業時間が4分の1になり、延線ロープ布設作業時の安全性と作業効率が向上します。


【開発の背景】

 近年、建設業界では担い手不足に伴う現場の生産性向上に対するニーズが高まっています。そのため、建設現場では現場作業員の省力化のための機械化が注目され、さまざまな取り組みが行われています。そのような中、当社ではケーブルラック上へのケーブル配線作業時に使用する延線ロープを安全かつ効率的に布設できる「ケーブル配線用延線ロープ布設装置」を開発しました。
 従来の延線ロープ布設方法では、作業者が5m程度の間隔で高所作業車などを使用し、昇降を繰り返しながら布設していきます。このため高所での作業回数が多く転落・墜落の危険性を伴い、また、作業時間がかかるという問題がありました。本装置を用いて延線ロープを布設することで、従来必要であった高所作業車などでの昇降・移動の繰り返しが不要となり、高所作業回数を削減するとともに作業時間を短縮することができます。


【ケーブル配線用延線ロープ布設装置の特長】

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延線ロープ布設装置本体はモータとバッテリーを搭載しています。

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遠隔操作で布設装置本体がケーブルラック(親桁)に沿って走行し延線ロープを布設します。

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従来方法と比較して高所作業回数の削減と作業時間の短縮が図れます。


【装置の仕様】

<本体>
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対象ケーブルラック:親桁高さ70mmまたは100mm(注1)

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外形寸法:[W]205mm×[L]235mm×[H]116mm、重量:約3.0kg

B

走行速度:20m/分程度(注2)

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駆動時間:連続50分程度 (水平走行時)(注2)

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牽引重量:2.5kg〜6.0kg程度(注3)

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LEDランプによる走行位置確認機能(常時点滅)

<リモコン>
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装置本体の前進・後進操作が可能、速度調整が可能

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電源:単三乾電池4本

※注1:布設可能部分(直線や分岐など)はケーブルラックのメーカーや種類により異なります。
注2:数値は装置単体で使用した場合の値です。
注3:ケーブルラック上の埃や勾配により変動します。


【今後の展開】

 「ケーブル配線用延線ロープ布設装置」は、5月17日から19日にかけて東京ビッグサイトで開催される「JECA FAIR 2017〜第65回電設工業展〜」に出展し、同展示会の製品コンクールにも参加します。なお本開発品は、株式会社昭和電業社より販売し、7月上旬より注文の受け付けを予定しています。今後も当社は、作業の安全性と効率化を実現する製品や工法の開発を通じて、高品質で低コストの設備をご提供し、設備工事業界の発展に寄与したいと考えています。

ケーブル配線用延線ロープ布設装置写真

技術的事項の問い合わせ先
株式会社きんでん 京都研究所
TEL 0774−73−0730
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